【四国遠征】剣山~三嶺縦走 2019.5.12(日)~13(月)
四国遠征の続きです。
剣山登山口へ(見ノ越、名頃)
西赤石山を下山して、「別子温泉~天空の湯~」で汗を流します。次の目的地は剣山登山口(見ノ越)です。車2台での移動なので、「貞光ゆうゆう館」を待ち合わせ場所としていざ出発です。
新居浜ICから美馬ICまでは高速を使いました、四国も高速道路整備が進んでいるので移動が楽ですね。美馬ICを下りて、道の駅に行く途中でガソリン補給です。これで一安心です。
「貞光ゆうゆう館」で合流して、いよいよ国道438号で見ノ越に向かいます。国道438号入り口のローソンで買い出し。夕食とつまみ、縦走用にパン、おにぎり等を購入。もちろん水も買いました、2Lを2本。これで明日の縦走に向けて不安材料はなくなりました。
国道438号線は1車線のところが多く、スピードが出せないため、なかなか目的地に着きません。カーブでは対向車を確認しなければいけないので緊張の連続です。登山より大変でした。嫌だったかというと、それなりに緊張した運転を楽しみました(^^♪
見ノ越の駐車場や剣山登山口を確認後、今日の宿泊地である名頃登山口(三嶺の登山口です)へ向かいますが、その前に、今日のビールをまだ買ってなかったので、写真のお店を覗いてみると、ビールありました、地元の日本酒もあったので合わせて購入です。
「酷道ヨサク」として有名な国道439号で名頃登山口へ向かいます。登山口は国道に近く、標識もあるのですぐわかりました。
登山口の案山子です。名頃地区は住民より案山子が多いことで有名だそうです。案山子の写真は撮ったのですが、肝心の登山口の写真がありません(^^;
駐車場は広いです、洋式のトイレです。ベンチもあり楽しく食事もできます。休憩舎もあり電気もつきます。ベンチでビールや日本酒やワインを飲んでたのですが、暗くなって、少し寒かったので、休憩舎に移り二次会です。
いい気分で、車に戻り明日に備えます。
剣山~三嶺縦走
朝食を済ませ、車を1台残して見ノ越へ向かいます。車1台の場合は、タクシーを予約することになります。
6時8分いよいよ縦走スタートです。
階段を上ると剣神社です。神社を右に進むと登山道となります。
神社から三嶺見えました。遠いなぁ~
剣神社は宿泊所にもなってるんですね。
リフトを横切ります。汗ばんできたのでここで衣服調整。
立派な道を登っていきます。
頂上ヒュッテが見えてきました。
リフトの終点がもうすぐです。テン場がありますね。
6時58分リフト駅到着です。ここでルートが分かれます、今回は駅前を右折して、刀掛の松を経由して頂上ヒュッテを目指します。
もう一つは鳥居を直進して大剣神社に至るルートです。
7時10分出発です。階段の急登を進みます。
刀掛けの松
頂上ヒュッテはすぐです。
7時55分剣山到着です。スタートして1時間50分でした。コースタイム通りですね。ピーク周辺は広くて感動は今一つ。
ここからが、縦走の始まりです!! 次郎笈(じろうぎゅう)が正面に見えています。
トラバースもあるのですが、せっかくなので登ります。
8時33分 次郎笈(じろうぎゅう)到着です。
振り返って剣山です。気持ちのいい縦走路です!
三嶺も少し近くなりました。
8時33分 次のピーク丸石を目指します。まだまだ元気です。
丸石のピークが見えてきました。縦走路は歩きやすいです。
丸石ラストの登りです。
9時39分 丸石到着です。スタートから3時間30分。
次郎笈(じろうぎゅう)は山がでかいですね。左には剣山も見えます。歩いてきた縦走路が一望できます。
奥に三嶺が見えますが、まだ遠いです(^^;
天気がいいのか、荷物が重いのか、いつもより疲れた感じです。15分ほど休憩して、9時55分出発です。目標は丸石避難小屋、その次に高ノ瀬です。
登山道はずっと歩きやすいですね。標高が低くなるとブナ林になります。
20分ほど下ると避難小屋に到着しました。ここから「二重かずら橋」へ下山することができます。エスケープルートでしたが、使う必要はありませんでした。
下山後に「かずら橋」見に行きました。
ピンクが見えてきました。きれいですね。
標識です、剣山4.6㎞、三嶺12.4㎞。見なきゃよかった!!
ミツバツツジを楽しみながら歩きます。
高ノ瀬が見えてきました、でかいです。でかいということは、登りがきついということです!!
ここを登りきると展望が開けました。高ノ瀬はもうすぐです。
歩いてきた縦走路が見渡せます。こうしてみると、剣山と次郎笈(じろうぎゅう)は別格ですね。それぞれ1955m、1930mあるからね。
アップにしてみます。
11時11分 高ノ瀬到着です。スタートから5時間。体力消耗しました。まだ半分!
明日下山する、名頃地区が見えます。
11時30分出発。さぁ頑張りましょう。目指すは目の前のピーク。三嶺はまだ先!
きれいな縦走路です。三嶺は右です。まだまだ、遠いね!
登りきると平坦なササ原となり、正面に三嶺が見えました。かっこいいですね!
アップにします!
振り返ると、斜面にミツバツツジ。
平和丸に着きました。三嶺が近くなりました。避難小屋はもうすぐです。
13時16分 白髪避難小屋到着です。スタートから7時間10分かかりました。ここで、おにぎりを食べて栄養補給です。コースタイムであと二時間。八方ヶ岳に登るよりも短いですが、疲れてます。
下山後に考えたのですが、縦走をもっと楽しくするには、ここで1泊すべきですね(^^;
13時40分出発 ここから三嶺までの中間点カヤハゲ(東熊山)を目指します。
いきなり登りとなります。振り返ると避難小屋が見えます。左に剣山と次郎笈(じろうぎゅう)。
相棒も遅れながらついてきます。お互いのペースで歩いているので、私が10分程度先行してます。
14時28分 カヤハゲ(東熊山)到着。疲れていますが、コースタイムより早いペースです。
14時42分 三嶺に向けてスタート!
大岩が目の前に現れました。
大岩は右に巻きます。クサリです。
大岩を振り返ります。
最後の急登が待ってます!
振り返ります。ピークはもうすぐです。
15時46分 三嶺到着です。スタートから9時間40分かかりました。お疲れさま!
登ってきた縦走路です。カヤハゲ(東熊山)、白髪山が見えます。
三嶺ヒュッテ、遠くに剣山と次郎笈(じろうぎゅう)、やはり目立ちますね。シンボルです。
西熊山方面です。
疲れました、ヒュッテに行きましょう。
16時18分 到着です。避難小屋ですが、窓があるので明るく快適でした。
ビールで乾杯。
あっという間に朝です(^-^)
三嶺です!
5時38分下山開始です。標識を左。急こう配なので慎重に下ります。
尾根に合流するまでは、慎重に進みますが、あとは素敵な林の中の歩きとなります。
分岐には標識があるので道に迷うことはありません。
7時40分 名頃登山口到着です。2時間の歩きでした。
GPSトラック
コースタイム
登山口~リフト駅 50分
リフト駅~剣山 45分
剣山~次郎笈 38分
次郎笈~丸石 50分
丸石~避難小屋 20分
避難小屋~高ノ瀬 55分
高ノ瀬~避難小屋 1時間45分
避難小屋~カヤハゲ 50分
カヤハゲ~三嶺 1時間5分
三嶺ヒュッテ~登山口 2時間
縦走の感想
歩いてよし、景色よしの大満足の縦走でした。印象に残る山は、剣山、次郎笈、三嶺ですね。友人から「三嶺」は素晴らしいと話を聞いていたので、ぜひ登ってみたい山でした。縦走路も危険な場所はなく、気持ちよく歩けました。
「日本三百名山人力踏破 四国大縦走」を見て、イメージはあったのですが、やはり実際に歩いてみてその素晴らしさ、楽しさが分かりました。
体力的には相当バテましたが、10時間歩いたのは初めてだったので、いい体験になりました。
反省点
4月は集中的に祖母山に登り、体力に自信があったのですが、過信はだめですね。高ノ瀬の登りがきつかったです。よく考えると、登山口から祖母山まで4時間程度でした、あとは下山のみです。高ノ瀬の登りでは5時間を経過していました。5時間経過した後の登りの経験がありませんでした。三嶺の登りがきつかったのは当然ですね。
三嶺の最後の登りで、右足が攣りました。休憩しながらやっと三嶺にたどり着きました。補給に問題があったようです。ポカリ等をもっと多く飲むべきでした、水600㏄、コーラ400㏄、ガッツギア2個、アンパン、おにぎり2個では少なすぎたようです。
下山直後も手の指が攣ったりして、完全に体のバランスが崩れていました。疲労感、足の筋肉や腰の痛みはなく、八方ヶ岳トレーニングの成果は感じることができました。
長時間行動には補給が重要だということが身に染みてわかりました!!
遠征はまだ続きます。
最終日は石鎚山です。