天気のいい日は山へ

専業主夫の山日記

【四国遠征】アケボノツツジ咲く「西赤石山」  2019.5.11(土)

連休明けの「天気のいい日」に四国の山に登ろうと決めていたのですが、天気予報を眺めつつ、5月11日~12日の晴れを期待して、5月10日(金)熊本を出発。

 

熊本から四国へのアクセス

車で行く場合、熊本から四国へのアクセスは高速道路又はフェリーが考えられますが、今回はフェーリで行くことにしました。フェリーには「臼杵八幡浜」、「佐賀関~三崎」の2ルートがあります。フェリー料金が安く本数も多い「佐賀関~三崎」の国道九四フェリーにしました。乗船時間は1時間10分です。ちなみに「臼杵八幡浜」の場合は2時間20分です。三崎から八幡浜まで陸路で40分程度なので、「佐賀関~三崎」の方が時間も短縮できます。

熊本から大分(佐賀関)までは、国道57号線で行くことにしました。竹田からは無料の高速が開通しており、3時間程度で行くことができました。

予定より早く11時30分に佐賀関に到着です。フェリーは1時間に1本あるので、12時発に間に合ったと思ったら、12時の便だけはなく(下調べ不足)、13時の便に乗ることになりました。

時間があるので、食堂でお昼にしました。

大分名物「とり天定食」(^O^)/ 今回の遠征で一番豪華な食事だったかも。

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風力発電の風車が見えてきました、もうすぐ三崎に到着です。

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四国遠征目標 

 

四国上陸 宿泊地まで移動

明日は西赤石山に登るので、登山基地となる、道の駅マイントピア別子まで移動です。 

  1. 国道378号で海沿いを走り伊予ICで高速
  2. 八幡浜経由大洲北只ICで高速

2案を考えたのですが、すでに車の運転に疲れていたので、最短の2.で道の駅マイントピア別子に向かいました。新居浜ICでおりて15分ぐらいで到着です。

車中泊初心者なので、ここで大失態です。道の駅で食事や買い物ができると思っていたのですが、18時過ぎに到着したので、道の駅の営業はすでに終わっていました。

5分ほど戻ったところに運よくファミマがあったのでここで買い出し。ビール、つまみ、夕食、翌日の昼食等を買い込み道の駅に戻りました。

ここには温泉があります。「別子温泉~天空の湯~」22時までやっているので、まず温泉に入りました。料金は500円なのですが、65歳以上は400円です。今回は相棒がいるのですが、400円に喜んでました。

暗い中ビールで乾杯し、ワインを飲んで、ウイスキーを飲んで、いい気分で就寝しました。

マイントピア別子公式サイト

 

 西赤石山登山口まで

 朝食を済ませ、登山口まで車で移動します。新居浜別子線を進み清滝トンネルを過ぎで左折します。1車線の道路を終点の東平(とうなる)まで。ここには歴史資料館があります。

 

新居浜市観光サイトより抜粋)

東平は、大正5年から昭和5年までの間、別子銅山の採鉱本部が置かれた所で、地中深くから掘り出された銅の鉱石を坑内電車で東平まで運搬し、そこで選鉱した後、貯鉱庫に貯め、索道を利用して、現在のマイントピア別子(端出場ゾーン)のある端出場へと輸送していた中継所となっていたところです。
最盛期には、社員・家族を含めて約5,000人が周辺の社宅で共同生活する鉱山町でもあり、病院や小学校、郵便局、生協、プール、娯楽場、接待館などの施設も整備され、一時期の別子銅山の中心地として賑わっていました。
当時の施設の多くは取り壊され、植林によって自然に還っていますが、貯鉱庫、索道基地、変電所、第三通洞、保安本部などの鉱山関連施設の一部が風化の痕跡を残しつつ現存し、中でも重厚な花崗岩造りの索道基地跡の石積みは、東平の産業遺産観光の目玉となっています。 

 歴史資料館を過ぎたところに、登山者の駐車場があります。

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 西赤石山へ縦走

6時5分西赤石山に向けて出発です。

整備された道を進みますが、左は切れ落ちています。手すりがあるので恐怖感は全くありませんが!!

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10分ほど歩くと広場に着きます。

旧採鉱本部が置かれていたところです。

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広場の左上に変電所の遺構があります。

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今日は広場をまっすぐ第三通洞へ進みます。左折して変電所遺構へ進むと、かぶと岩経由で西赤石山に至ります。このルートは下山に使用します。

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第三通洞です。登山道の途中にこのような施設があることが不思議です。

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新居浜市観光サイトより抜粋)

「第三通洞」は明治27年(1894)に起工され、8年の歳月を経て完成した主要運搬坑道です。今も残る第三通洞の扉には西洋文化が取り入れられ、別子銅山の近代化がいかに早かったかを伺い知ることができます。第三通洞の長さは1,795メートルで、のちに連結した日浦通洞と合わせると全長は3,915メートルにもなり、別子銅山の北と南とを繋ぐ大動脈でした。
明治38年(1905)には第三通洞に電車が導入され物資の運搬能力が高まり、長年の採掘で坑内にたまった水の排出や通気面の改善にも貢献しました。その結果、別子銅山全体の産出量は飛躍的に向上し、東平には採鉱本部などの主要な施設が設置され、採鉱の中心地となりました。昭和13年(1938)からは「かご電車」が運転を開始し、東平と別子山地区を結ぶ唯一の交通手段として人々の暮らしも支えました。第三通洞はその後、昭和48年に廃止され、66年間の歴史に幕を下ろしました。現在は、第三通洞の入口が当時の石垣のまま残っています。

 

第三通洞の左側が登山道となります。

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整備された道を進みます。少しずつ高度を上げていくので気持ちいいですね。

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6時29分、分岐到着。今日は馬の背コースを登ります。写真では直進ですね。

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銅山峰ヒュッテからの道と合流です。直進するとヒュッテに着きます。右に銅山越を目指します。

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途中ミツバツツジが咲いていました。

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7時37分銅山越到着。ここでザックを下ろして休憩です。

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ここから笹ヶ峰へ行けますね。

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7時25分西赤石山に向けて出発です。

振り返って笹ヶ峰方面です。

手前左がツナクリ山、手前右が西山、奥左から、笹ヶ峰、沓掛山、黒森山、間違ってたらごめんなさい!!

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 稜線上を気持ちよく登っていきます。登山道はとても歩きやすいです。

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ミツバツツジですね!!

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標高が高くなるとアケボノツツジが咲いていました!!

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写真を撮りながら進みます。

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9時9分西赤石山到着です。駐車場から3時間でした。アケボノツツジを眺めながらの気持ちのいい歩きでした。最高の縦走路ですね。

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頂上からの展望です。左から、笹ヶ峰瓶ヶ森石鎚山、たぶん(^^;

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頂上でおにぎりを食べて、9時40分下山開始です。かぶと岩を目指します。

すぐにハシゴが出てきます。慎重に下っていきます。

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下り終わるとアケボノツツジです !(^^)!

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かぶと岩に登ります。

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西赤石山アケボノツツジ

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アケボノツツジを堪能して下山します。ピンクからグリーンの世界に変わりました。

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石垣の遺構

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緑が綺麗でした。
f:id:j1koba:20190519094813j:plain橋梁の遺構f:id:j1koba:20190519094843j:plain

停車場跡です。ここに鉄道が走っていたとは想像できませんね。ここを左折すれば登山口はもうすぐです。

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11時52分登山口に到着です。写真は、歴史資料館の駐車場から西赤石山です。

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GPSトラック 

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コースタイム 

登山口~銅山越   1時間32分

銅山越~西赤石山  1時間24分

西赤石山~登山口  2時間12分

 

今日の感想

アケボノツツジが見れるかなと思いながら登っていましたが、とても満足できる登山となりました。開花時期が遅かったのが幸いしたようです。

大学生の時、徒歩で四国八十八か所霊場めぐりをしたことがあるのですが、山は初めてです。昨年「日本三百名山人力踏破 四国大縦走」を見て、四国の山に憧れがありました。まず手始めに赤石山系を登りましたが、歩きやすく気持ちのいい山歩きができました。天気がよかつたので、石鎚山系の展望もすばらしく、次回遠征では笹ヶ峰に登りたいなと思いました。

 

反省点

道の駅に到着したとき、レストランや売店が閉まっていたのは想定外でした。近くにコンビニがあったので助かりました。食料は事前に準備しとくべきですね。

水の確保も大事ですね。道の駅で簡単に水が確保できると思っていたのですが、トイレの水しかありませんでした。2L のペットボトルを数本準備しとけばよかったと思いました。

 

遠征はまだ続きます。

次は、剣~三嶺1泊2日の縦走です。