【60歳からのテント泊縦走】 料理道具と食料計画
今回のアルプス縦走では、
- 朝食と夕食は原則自炊
- 昼食は山小屋利用
- 炊飯はしない
としました。
料理道具
クッカー
炊飯をしないので、チタン製で軽量化をはかりました。
左が「チタンカップ400FD」(63g蓋込み)、右が「チタンマグポット900RED」(99g蓋込み)です。合計で約160g。両方ともメモリ付きです。
マグポットは注ぎ口がついているので、注ぐ時に便利です。容量も大きいので、使い勝手がいいです。
400FDは、お湯を沸かしたり、味噌汁やスープの器として使用しました。コーヒーもこれです。
パッキングもバッチリです。
ストーブ
SOTOの「ウインドマスター」、鍋を安定させるために4本ゴトクにしてます(90g)。
パワーガス105(200g)。ガス缶を安定させるスタビライザーはジェットボイルからの流用です(30g)。合計で320g。
軽量化を考えた時、アルコールストーブや固形燃料も選択肢の一つかもしれませんが、縦走する場合は、スムーズに(ストレスなく)調理したいので、ガスがいいのではと思っています。
1泊であれば、固形燃料で炊飯したり、アルコールストーブでお湯を沸かしてコーヒー飲んだりとか、キャンプを楽しむのであればアリかな。
ガス缶は軽量化のため105gを使用します(105gの範囲で食料計画を立てる)。
今回はどんなものを食べていたか
カレー
定番ですね。
レトルトカレーは重量が200gあるので、アマノフーズの乾燥カレーにしました。50gと軽量です。アルファー米が115gなので、合計165g。
実は生米1合150gです。そんなに重くありませんね。ガスの消費量を気にしていたのですが、実測してみると、15g程度の消費で炊飯できそうです。次回は炊飯に挑戦してみようと思います。
スパゲッティ
カレーだけでは飽きるのでスパゲッティです。
100gに小分けして持参しました。写真のペペロンチーノも二人分なので小分けしました。一人分30gです、合計130g。
スパゲッティはゆで汁が残るので、水の量はできるだけ少なめにしました。そしてゆで汁は、カップスープのお湯として使いました。
朝食
朝食はこの二つです。カレーメシは、ジップロックに移します。
ジップロックは耐熱温度が100℃なので、直接お湯を注ぐこともできますが、チタンマグポットに移してからお湯を注ぎました。その方がきれいですよね(^-^)
カレーメシにはアマノフーズの味噌汁付きです。これ最高においしいです。
親子丼、牛とじ丼
下山後にスーパーで見つけたのですが、これも夕食にいいですね。重さは30gです。もちろんアマノフーズの味噌汁を付けます。ごはんがあまったら、ふりかけをかけようと思います。
山小屋での夕食
夕食を食べることができる山小屋もあるので、お金(2000円程度)はかかりますが、縦走中一度くらいはいいかもですね。
三俣山荘の鹿肉のシチューです。おいしかったですよ!!
喫茶メニューが夕食で食べれる小屋もありました。知らなかっただけですが、大発見です。
白馬頂上山荘のラストオーダーは4時30分で5時まで営業してます。わさび平小屋と双六小屋はなんと7時まで喫茶メニューを食べることができます。
次回からはこれらの小屋でテント泊するときは、夕食は持っていきません!!
白馬頂上山荘
双六小屋
三俣山荘 夜の部があります!
嗜好品
インスタントコーヒーとココアをもっていきましたが、ほとんど飲みませんでした。ガスの節約もあるのですが、山小屋のコーヒーで満足でした。
便利な道具
ナイフ(オピネル#6)
28gと小型軽量です。縦走で料理に使うことはありませんが、細引きを切ったりする時便利です。切れ味は抜群。
ガストーチ
カスストーブは自動点火なのですが、点火がうまくいかないときに使用します。先が伸びるので、点火が容易です。三俣山荘のテン場で朝食を作る時使用しました。
収納した状態
菜箸
先を削って短くしてます。熱いものをつかむときに便利です。
食料計画は、軽量化を重視して味気ないですが、その分山小屋を積極的に利用すると、満足度が増します。
アルファー米だけだと、さすがに辟易します。昼に山小屋でおいしいご飯を食べていると、アルファー米もなんとか食べることができます(私の場合)。
食料・水以外の装備について書いた記事です。
装備重量は6.2kgなので、食料をいかに軽くするかにかかっています。
また今回は9月の登山だったので、水を多く担がなくて済んだのもよかったです。1リッターで十分でした。
最後に、高齢になると食が細りました。今回紹介した食料計画では、若い人には量が足らないのではないでしょうか。
年を取ったおかげで、少ない量の食料でも満足できるので、お得です(^^;