天気のいい日は山へ

専業主夫の山日記

【60歳からのテント泊縦走】 北アルプス遠征に持っていった山道具

北アルプス遠征に持って行った山道具について改めて整理したいと思います。軽量化についてはほぼ完成です。

 

ザック

ノースフェイスの「カイルス50」、重量は約1.2kg。超軽量ではありませんが、テント泊用に購入したバルトロ65の半分の重量です。背中部分にはアルミ製のフレームが入ってます。腰ベルトは貧弱ですね。

持っていく装備は厳選しているので、容量的には十分です。逆にバルトロ65だとガラガラになってしまい、パッキングがきまりません!

背負い心地は、重量が10kg程度ということもあって快適です。軽いので全体的に貧弱なのは仕方がありませんが、その割に価格は高いと思います。

いいザックだと思いますが、遠征中に同じザックはみませんでした(^^;

 

 

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テント

ヘリテイジの「HI-REBO」。ダブルウオールで総重量940gと超軽量です。

メーカーの注意として「HI-REBO」は軽量化を実現するために、補強材や補強縫製などを必要最小限としています。設営撤収などの際の取り扱いには十分にご注意下さい」

と書いてあります。実際、昨年上高地でキャンプした時、ポールを差し込んでいたら、生地を破ってしまいました。丁寧にやる必要があります(^^;

居住性は一人で使用する分には、ちょうどいいと思います。狭いとは全く感じません。設営も、丁寧に扱う必要はありますが、オーソドックだと思います。

雨の日にも設営したことがありますが、テント内が濡れることはなく快適でした。強度があまりないので、強風時は心配ですが、まだ経験はありません。

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涸沢でテント泊したときの写真です。手前が、私のエアライズ2です。テント設営時は快晴だったのですが、夜から天候が急変し、台風並みの暴風となりましたが、エアライズ2は耐えてくれました。信頼性抜群です。

HI-REBOがどこまで耐風性があるかは、経験してみないと分かりませんが、強風が予想されるときは、小屋泊まりかな。

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今回の遠征では、HI-REBOをいくつか見ました。白馬頂上山荘、双六小屋、三俣山荘です。三俣山荘では、お隣だったので、話が弾みました!(^^)!

 

登山靴

白馬三山では、モンベルの「ティトンブーツ」を履きましたが、足のフィット感がいまひとつだったので、後半の鷲羽・水晶では、行動時間長いので、履きなれたモンベルの「クラッグステッパー」にしました。

 

モンベルのカタログの記載

・ティトンブーツ

「軽量で柔らかく、軽装備のハイキングや野山の散策などで手軽に着用できるミドルカットの全天候型ブーツです」

・クラッグステッパー

「優れた耐久性を備えた全天候型シューズです。岩場へのアプローチやハイキング、自然散策からキャンプまでマルチに活躍します」

 

アルプスをテント泊する場合は、ハイカットの登山靴を進められると思いますが、私の場合は、ミドルカットやショートカットの軽い登山靴でも問題ありませんでした。特にクラッグステッパーはよかったですね。鷲羽・水晶はピストンだったので快適に歩けました。

 

靴については個人差があるので、皆さんにお勧めとはいかないですが、このような選択肢もあります。ちなみに私の登山靴は28.5㎝。足は幅広です。

ティトンブーツはクラッグステッパーより若干幅がせまいので、快適性が今一つのようです(熊本市の交通センター跡地に、サクラマチクマモトが今年9月オープンしました。モンベルも出店しているので下山後に行ってみました。登山靴のことをいろいろ教えてくれました)。

 

モンベル「ティトンブーツ」

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モンベル「クラッグステッパー」

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雨具(カッパ、傘)

カッパ

モンベルの「トレントフライヤー(上)」(179g)。

モンベルの「バーサライト(下)」(93g)。

雨具上下で、273gと超軽量です。場所も取らないので、パッキングに余裕ができます。

基本「天気のいい日」にしか山に行かないので、カッパはほとんど着ることがありませんが、縦走だと雨に降られることがあります。そこで、できるだけ軽量なものにしました。

今回は双六小屋から三俣山荘までは雨でしたので、カッパ着て行動しました。カッパを着て行動することはほとんどないので、評価は難しいですが、問題なかったです。トレントフライヤーのフードはかぶりやすかったと思います。

 

雨の時テン場と小屋の往復で活躍するのが傘です。遠征前にモンベルの「U.Lトレッキングアンブレラ」を購入しました。128gと超軽量です。長さも26㎝なので、ザックの雨蓋に中入ります。わさび平小屋で使用しました。

 

防風・防寒着

防風はファイントラックの「フロウラップフーデイー」(270g)。

防寒はモンベルの「スペリオダウンジャケット」(188g)。

 フロウラップは、防風、防寒と一年中使えるので、お気に入りです。ストレッチ性もあり着心地もいいです。

 

着替えとして、モンベルの「メリノウールタイツ」とファイントラックの「メリノスピンライト(ウールとポリエステルのハイブリッド)」を持っていきました。この上下は12月の九重山で使用しているもので、軽量で暖かいです。

三俣山荘のテン泊時は、雪が降るかもしれないという予報だったので、これらを着てその上にダウンジャケットとフロウラップを着込みました。寒くはなかったです。

シュラフ

軽量化のためにモンベルの「ダウンハガー800#5」(450g)を持っていく予定でしたが、遠征が 9月になったので「ダウンハガー800#3」(800g古いタイプなので実測)にしました。

防寒着と合わせてこのシュラフで寒さに耐えることができました。機能と軽量化を考えるとダウンハガー900#3がありますが、高いですね(^^;

 

最後に

テント泊を楽にするには、装備の軽量化が一番ですが、無駄なものを持って行かないというのも重要ですね。

当然のことですが、体力や寒さへの耐性など個人差があるので、日ごろのトレーニングや経験が大事だと思います。

 

 おしまい