【四国遠征】剣山~三嶺縦走 2019.5.12(日)~13(月)
四国遠征の続きです。
剣山登山口へ(見ノ越、名頃)
西赤石山を下山して、「別子温泉~天空の湯~」で汗を流します。次の目的地は剣山登山口(見ノ越)です。車2台での移動なので、「貞光ゆうゆう館」を待ち合わせ場所としていざ出発です。
新居浜ICから美馬ICまでは高速を使いました、四国も高速道路整備が進んでいるので移動が楽ですね。美馬ICを下りて、道の駅に行く途中でガソリン補給です。これで一安心です。
「貞光ゆうゆう館」で合流して、いよいよ国道438号で見ノ越に向かいます。国道438号入り口のローソンで買い出し。夕食とつまみ、縦走用にパン、おにぎり等を購入。もちろん水も買いました、2Lを2本。これで明日の縦走に向けて不安材料はなくなりました。
国道438号線は1車線のところが多く、スピードが出せないため、なかなか目的地に着きません。カーブでは対向車を確認しなければいけないので緊張の連続です。登山より大変でした。嫌だったかというと、それなりに緊張した運転を楽しみました(^^♪
見ノ越の駐車場や剣山登山口を確認後、今日の宿泊地である名頃登山口(三嶺の登山口です)へ向かいますが、その前に、今日のビールをまだ買ってなかったので、写真のお店を覗いてみると、ビールありました、地元の日本酒もあったので合わせて購入です。
「酷道ヨサク」として有名な国道439号で名頃登山口へ向かいます。登山口は国道に近く、標識もあるのですぐわかりました。
登山口の案山子です。名頃地区は住民より案山子が多いことで有名だそうです。案山子の写真は撮ったのですが、肝心の登山口の写真がありません(^^;
駐車場は広いです、洋式のトイレです。ベンチもあり楽しく食事もできます。休憩舎もあり電気もつきます。ベンチでビールや日本酒やワインを飲んでたのですが、暗くなって、少し寒かったので、休憩舎に移り二次会です。
いい気分で、車に戻り明日に備えます。
剣山~三嶺縦走
朝食を済ませ、車を1台残して見ノ越へ向かいます。車1台の場合は、タクシーを予約することになります。
6時8分いよいよ縦走スタートです。
階段を上ると剣神社です。神社を右に進むと登山道となります。
神社から三嶺見えました。遠いなぁ~
剣神社は宿泊所にもなってるんですね。
リフトを横切ります。汗ばんできたのでここで衣服調整。
立派な道を登っていきます。
頂上ヒュッテが見えてきました。
リフトの終点がもうすぐです。テン場がありますね。
6時58分リフト駅到着です。ここでルートが分かれます、今回は駅前を右折して、刀掛の松を経由して頂上ヒュッテを目指します。
もう一つは鳥居を直進して大剣神社に至るルートです。
7時10分出発です。階段の急登を進みます。
刀掛けの松
頂上ヒュッテはすぐです。
7時55分剣山到着です。スタートして1時間50分でした。コースタイム通りですね。ピーク周辺は広くて感動は今一つ。
ここからが、縦走の始まりです!! 次郎笈(じろうぎゅう)が正面に見えています。
トラバースもあるのですが、せっかくなので登ります。
8時33分 次郎笈(じろうぎゅう)到着です。
振り返って剣山です。気持ちのいい縦走路です!
三嶺も少し近くなりました。
8時33分 次のピーク丸石を目指します。まだまだ元気です。
丸石のピークが見えてきました。縦走路は歩きやすいです。
丸石ラストの登りです。
9時39分 丸石到着です。スタートから3時間30分。
次郎笈(じろうぎゅう)は山がでかいですね。左には剣山も見えます。歩いてきた縦走路が一望できます。
奥に三嶺が見えますが、まだ遠いです(^^;
天気がいいのか、荷物が重いのか、いつもより疲れた感じです。15分ほど休憩して、9時55分出発です。目標は丸石避難小屋、その次に高ノ瀬です。
登山道はずっと歩きやすいですね。標高が低くなるとブナ林になります。
20分ほど下ると避難小屋に到着しました。ここから「二重かずら橋」へ下山することができます。エスケープルートでしたが、使う必要はありませんでした。
下山後に「かずら橋」見に行きました。
ピンクが見えてきました。きれいですね。
標識です、剣山4.6㎞、三嶺12.4㎞。見なきゃよかった!!
ミツバツツジを楽しみながら歩きます。
高ノ瀬が見えてきました、でかいです。でかいということは、登りがきついということです!!
ここを登りきると展望が開けました。高ノ瀬はもうすぐです。
歩いてきた縦走路が見渡せます。こうしてみると、剣山と次郎笈(じろうぎゅう)は別格ですね。それぞれ1955m、1930mあるからね。
アップにしてみます。
11時11分 高ノ瀬到着です。スタートから5時間。体力消耗しました。まだ半分!
明日下山する、名頃地区が見えます。
11時30分出発。さぁ頑張りましょう。目指すは目の前のピーク。三嶺はまだ先!
きれいな縦走路です。三嶺は右です。まだまだ、遠いね!
登りきると平坦なササ原となり、正面に三嶺が見えました。かっこいいですね!
アップにします!
振り返ると、斜面にミツバツツジ。
平和丸に着きました。三嶺が近くなりました。避難小屋はもうすぐです。
13時16分 白髪避難小屋到着です。スタートから7時間10分かかりました。ここで、おにぎりを食べて栄養補給です。コースタイムであと二時間。八方ヶ岳に登るよりも短いですが、疲れてます。
下山後に考えたのですが、縦走をもっと楽しくするには、ここで1泊すべきですね(^^;
13時40分出発 ここから三嶺までの中間点カヤハゲ(東熊山)を目指します。
いきなり登りとなります。振り返ると避難小屋が見えます。左に剣山と次郎笈(じろうぎゅう)。
相棒も遅れながらついてきます。お互いのペースで歩いているので、私が10分程度先行してます。
14時28分 カヤハゲ(東熊山)到着。疲れていますが、コースタイムより早いペースです。
14時42分 三嶺に向けてスタート!
大岩が目の前に現れました。
大岩は右に巻きます。クサリです。
大岩を振り返ります。
最後の急登が待ってます!
振り返ります。ピークはもうすぐです。
15時46分 三嶺到着です。スタートから9時間40分かかりました。お疲れさま!
登ってきた縦走路です。カヤハゲ(東熊山)、白髪山が見えます。
三嶺ヒュッテ、遠くに剣山と次郎笈(じろうぎゅう)、やはり目立ちますね。シンボルです。
西熊山方面です。
疲れました、ヒュッテに行きましょう。
16時18分 到着です。避難小屋ですが、窓があるので明るく快適でした。
ビールで乾杯。
あっという間に朝です(^-^)
三嶺です!
5時38分下山開始です。標識を左。急こう配なので慎重に下ります。
尾根に合流するまでは、慎重に進みますが、あとは素敵な林の中の歩きとなります。
分岐には標識があるので道に迷うことはありません。
7時40分 名頃登山口到着です。2時間の歩きでした。
GPSトラック
コースタイム
登山口~リフト駅 50分
リフト駅~剣山 45分
剣山~次郎笈 38分
次郎笈~丸石 50分
丸石~避難小屋 20分
避難小屋~高ノ瀬 55分
高ノ瀬~避難小屋 1時間45分
避難小屋~カヤハゲ 50分
カヤハゲ~三嶺 1時間5分
三嶺ヒュッテ~登山口 2時間
縦走の感想
歩いてよし、景色よしの大満足の縦走でした。印象に残る山は、剣山、次郎笈、三嶺ですね。友人から「三嶺」は素晴らしいと話を聞いていたので、ぜひ登ってみたい山でした。縦走路も危険な場所はなく、気持ちよく歩けました。
「日本三百名山人力踏破 四国大縦走」を見て、イメージはあったのですが、やはり実際に歩いてみてその素晴らしさ、楽しさが分かりました。
体力的には相当バテましたが、10時間歩いたのは初めてだったので、いい体験になりました。
反省点
4月は集中的に祖母山に登り、体力に自信があったのですが、過信はだめですね。高ノ瀬の登りがきつかったです。よく考えると、登山口から祖母山まで4時間程度でした、あとは下山のみです。高ノ瀬の登りでは5時間を経過していました。5時間経過した後の登りの経験がありませんでした。三嶺の登りがきつかったのは当然ですね。
三嶺の最後の登りで、右足が攣りました。休憩しながらやっと三嶺にたどり着きました。補給に問題があったようです。ポカリ等をもっと多く飲むべきでした、水600㏄、コーラ400㏄、ガッツギア2個、アンパン、おにぎり2個では少なすぎたようです。
下山直後も手の指が攣ったりして、完全に体のバランスが崩れていました。疲労感、足の筋肉や腰の痛みはなく、八方ヶ岳トレーニングの成果は感じることができました。
長時間行動には補給が重要だということが身に染みてわかりました!!
遠征はまだ続きます。
最終日は石鎚山です。
【四国遠征】アケボノツツジ咲く「西赤石山」 2019.5.11(土)
連休明けの「天気のいい日」に四国の山に登ろうと決めていたのですが、天気予報を眺めつつ、5月11日~12日の晴れを期待して、5月10日(金)熊本を出発。
熊本から四国へのアクセス
車で行く場合、熊本から四国へのアクセスは高速道路又はフェリーが考えられますが、今回はフェーリで行くことにしました。フェリーには「臼杵~八幡浜」、「佐賀関~三崎」の2ルートがあります。フェリー料金が安く本数も多い「佐賀関~三崎」の国道九四フェリーにしました。乗船時間は1時間10分です。ちなみに「臼杵~八幡浜」の場合は2時間20分です。三崎から八幡浜まで陸路で40分程度なので、「佐賀関~三崎」の方が時間も短縮できます。
熊本から大分(佐賀関)までは、国道57号線で行くことにしました。竹田からは無料の高速が開通しており、3時間程度で行くことができました。
予定より早く11時30分に佐賀関に到着です。フェリーは1時間に1本あるので、12時発に間に合ったと思ったら、12時の便だけはなく(下調べ不足)、13時の便に乗ることになりました。
時間があるので、食堂でお昼にしました。
大分名物「とり天定食」(^O^)/ 今回の遠征で一番豪華な食事だったかも。
風力発電の風車が見えてきました、もうすぐ三崎に到着です。
四国遠征目標
- 剣から三嶺への縦走 「日本三百名山人力踏破 四国大縦走」を昨年見て、歩いてみたいと思っていた
- 西赤石山でアケボノツツジを鑑賞
- 体力が残っていれば石鎚山に登る
- 四国の山の雰囲気を感じる 今後の四国登山の足がかり
- 車中泊の経験
四国上陸 宿泊地まで移動
明日は西赤石山に登るので、登山基地となる、道の駅マイントピア別子まで移動です。
2案を考えたのですが、すでに車の運転に疲れていたので、最短の2.で道の駅マイントピア別子に向かいました。新居浜ICでおりて15分ぐらいで到着です。
車中泊初心者なので、ここで大失態です。道の駅で食事や買い物ができると思っていたのですが、18時過ぎに到着したので、道の駅の営業はすでに終わっていました。
5分ほど戻ったところに運よくファミマがあったのでここで買い出し。ビール、つまみ、夕食、翌日の昼食等を買い込み道の駅に戻りました。
ここには温泉があります。「別子温泉~天空の湯~」22時までやっているので、まず温泉に入りました。料金は500円なのですが、65歳以上は400円です。今回は相棒がいるのですが、400円に喜んでました。
暗い中ビールで乾杯し、ワインを飲んで、ウイスキーを飲んで、いい気分で就寝しました。
西赤石山登山口まで
朝食を済ませ、登山口まで車で移動します。新居浜別子線を進み清滝トンネルを過ぎで左折します。1車線の道路を終点の東平(とうなる)まで。ここには歴史資料館があります。
(新居浜市観光サイトより抜粋)
東平は、大正5年から昭和5年までの間、別子銅山の採鉱本部が置かれた所で、地中深くから掘り出された銅の鉱石を坑内電車で東平まで運搬し、そこで選鉱した後、貯鉱庫に貯め、索道を利用して、現在のマイントピア別子(端出場ゾーン)のある端出場へと輸送していた中継所となっていたところです。
最盛期には、社員・家族を含めて約5,000人が周辺の社宅で共同生活する鉱山町でもあり、病院や小学校、郵便局、生協、プール、娯楽場、接待館などの施設も整備され、一時期の別子銅山の中心地として賑わっていました。
当時の施設の多くは取り壊され、植林によって自然に還っていますが、貯鉱庫、索道基地、変電所、第三通洞、保安本部などの鉱山関連施設の一部が風化の痕跡を残しつつ現存し、中でも重厚な花崗岩造りの索道基地跡の石積みは、東平の産業遺産観光の目玉となっています。
歴史資料館を過ぎたところに、登山者の駐車場があります。
西赤石山へ縦走
6時5分西赤石山に向けて出発です。
整備された道を進みますが、左は切れ落ちています。手すりがあるので恐怖感は全くありませんが!!
10分ほど歩くと広場に着きます。
旧採鉱本部が置かれていたところです。
広場の左上に変電所の遺構があります。
今日は広場をまっすぐ第三通洞へ進みます。左折して変電所遺構へ進むと、かぶと岩経由で西赤石山に至ります。このルートは下山に使用します。
第三通洞です。登山道の途中にこのような施設があることが不思議です。
(新居浜市観光サイトより抜粋)
「第三通洞」は明治27年(1894)に起工され、8年の歳月を経て完成した主要運搬坑道です。今も残る第三通洞の扉には西洋文化が取り入れられ、別子銅山の近代化がいかに早かったかを伺い知ることができます。第三通洞の長さは1,795メートルで、のちに連結した日浦通洞と合わせると全長は3,915メートルにもなり、別子銅山の北と南とを繋ぐ大動脈でした。
明治38年(1905)には第三通洞に電車が導入され物資の運搬能力が高まり、長年の採掘で坑内にたまった水の排出や通気面の改善にも貢献しました。その結果、別子銅山全体の産出量は飛躍的に向上し、東平には採鉱本部などの主要な施設が設置され、採鉱の中心地となりました。昭和13年(1938)からは「かご電車」が運転を開始し、東平と別子山地区を結ぶ唯一の交通手段として人々の暮らしも支えました。第三通洞はその後、昭和48年に廃止され、66年間の歴史に幕を下ろしました。現在は、第三通洞の入口が当時の石垣のまま残っています。
第三通洞の左側が登山道となります。
整備された道を進みます。少しずつ高度を上げていくので気持ちいいですね。
6時29分、分岐到着。今日は馬の背コースを登ります。写真では直進ですね。
銅山峰ヒュッテからの道と合流です。直進するとヒュッテに着きます。右に銅山越を目指します。
途中ミツバツツジが咲いていました。
7時37分銅山越到着。ここでザックを下ろして休憩です。
ここから笹ヶ峰へ行けますね。
7時25分西赤石山に向けて出発です。
振り返って笹ヶ峰方面です。
手前左がツナクリ山、手前右が西山、奥左から、笹ヶ峰、沓掛山、黒森山、間違ってたらごめんなさい!!
稜線上を気持ちよく登っていきます。登山道はとても歩きやすいです。
ミツバツツジですね!!
標高が高くなるとアケボノツツジが咲いていました!!
写真を撮りながら進みます。
9時9分西赤石山到着です。駐車場から3時間でした。アケボノツツジを眺めながらの気持ちのいい歩きでした。最高の縦走路ですね。
頂上からの展望です。左から、笹ヶ峰、瓶ヶ森、石鎚山、たぶん(^^;
頂上でおにぎりを食べて、9時40分下山開始です。かぶと岩を目指します。
すぐにハシゴが出てきます。慎重に下っていきます。
下り終わるとアケボノツツジです !(^^)!
かぶと岩に登ります。
アケボノツツジを堪能して下山します。ピンクからグリーンの世界に変わりました。
石垣の遺構
緑が綺麗でした。
橋梁の遺構
停車場跡です。ここに鉄道が走っていたとは想像できませんね。ここを左折すれば登山口はもうすぐです。
11時52分登山口に到着です。写真は、歴史資料館の駐車場から西赤石山です。
GPSトラック
コースタイム
登山口~銅山越 1時間32分
銅山越~西赤石山 1時間24分
西赤石山~登山口 2時間12分
今日の感想
アケボノツツジが見れるかなと思いながら登っていましたが、とても満足できる登山となりました。開花時期が遅かったのが幸いしたようです。
大学生の時、徒歩で四国八十八か所霊場めぐりをしたことがあるのですが、山は初めてです。昨年「日本三百名山人力踏破 四国大縦走」を見て、四国の山に憧れがありました。まず手始めに赤石山系を登りましたが、歩きやすく気持ちのいい山歩きができました。天気がよかつたので、石鎚山系の展望もすばらしく、次回遠征では笹ヶ峰に登りたいなと思いました。
反省点
道の駅に到着したとき、レストランや売店が閉まっていたのは想定外でした。近くにコンビニがあったので助かりました。食料は事前に準備しとくべきですね。
水の確保も大事ですね。道の駅で簡単に水が確保できると思っていたのですが、トイレの水しかありませんでした。2L のペットボトルを数本準備しとけばよかったと思いました。
遠征はまだ続きます。
次は、剣~三嶺1泊2日の縦走です。
令和最初の登山は八方ヶ岳 2019.5.7(火)
令和になって最初の登山は八方ヶ岳。昨年8月から80回目、今年は33回目でした。
4月は八方ヶ岳に8回、阿蘇根子岳に1回、祖母山に3回、九重山に2回(1泊2日)、由布岳1回、計15回で二日に1回の割合で登ってました、いいペースですね。
体力的には自信がついてきたのですが、体重がなかなか落ちません。膝への負担を軽減するために60kg台にしたいのですが、72kg前後で推移してます。夏の北アルプス縦走までには、あと2kg減量です!!
連休の過ごし方
連休中はどこにも行かず、自宅で断捨離。
大学時代の教科書、仕事で使用した専門書等はすべて処分しました。倉庫に眠っていた本はブックオフに売って、わずかばかりのこづかいとなりました。
平成の時代によりどころとしていたものは、きれいさっぱりなくなりました。
令和で当面やりたいこと
- テント泊縦走できる体力をつくり維持すること
- 体力に自信がついた段階で、劔岳、大キレットには行きたい
- 車中泊をしながら全国の山を登る
- 料理のレベルアップ
- ボランティア活動(まずは阿蘇の草原維持のための野焼きボランティアの再開)
今日の八方ヶ岳
八方ヶ岳は緑が濃くなってきました。「いつも登って飽きないか」と聞かれることがありますが、全然飽きないですね。季節の変化が面白いですね。緑が濃くなってくるとウキウキしてきます(^O^)/
頂上からの写真は5月8日(水)撮影。ということで二日連続の八方ヶ岳です。常連さんと話をしたのですが、「珍しく展望がいい」
阿蘇山、左は祖母山
左から金峰山(キンポウサン)、二の岳
なぜカニのハサミ岩なのか
カニのハサミ岩の記事を書いたのですが、なぜカニなのか、説明不足でした(^^;
蟹足岳からカニのハサミ岩のラインが「カニのハサミ」に見えるでしょう!!!
令和になっても「天気のいい日」は山に行きます‼️
由布岳、下山後の温泉は「別府」 2019.4.25(木)
1泊2日で黒岳~古祖母山を予定していたのですが、急遽大分市内で飲もうということになり、由布岳に変更しました。
由布岳は九重山に登ると天気がいい時にはかっこよく見える山です。ただ日帰りで登るとなると、熊本からだと登山口までアクセスに時間がかかるので、ためらっていた山です。学生の時一度だけ登ったことはあるのですが、40年も前のことなのでほとんど記憶がありません。たぶん正面登山口から東峰に登ったと思いますが定かではありません。
今回はオーソドックスに正面登山口から、まず西峰に登り、お鉢廻りをして東峰というコースを選択しました。
今回の目標
熊本から由布岳登山口へのアクセス
効率的な時間の活用及び経費削減のため車利用を原則としています。今回のルートは、大津からミルクロード、阿蘇スカイライン、やまなみハイウエイと進みます、九重山の登山口である牧ノ戸峠、長者原を通り、水分峠から国道210号線に合流し湯布院登山口到着となります。長者原まで2時間、長者原から1時間で登山口です。景色がよく気持ちいいですが、3時間は疲れますね。5時10分に出発して8時10分到着でした。
正面登山口は無料の駐車場があり、トイレもあります。
由布岳登山レポート
天気が今一つで、頂上付近はガスっています。しばらく車のなかで待機して天候の回復を待っていました。
30分ほど待機しましたが、回復の兆しはなかったので、8時40分に出発しました。
しばらく歩いていると、頂上が見えてきました。かっこいいですね。やる気が出てきました。
なだらかな道を進んでいると分岐が表れました。ベンチやトイレもあります。ここまでは散策コースですね。右に進むと日向岳分岐から東峰に登ることができます。今日は左に進みます。
気持ちのいい森の散策です。
高度を上げると視界が開けてきますが、今日はガスってなにも見えません。テンション下がり気味です。登山道はここまではとても歩きやすいです。GPSトラックをみてもらうとよくわかりますが、ジグザグに進んで高度を上げていきます。
ジグザクが終わると急登になります。足元も岩がゴロゴロして歩きにくくなります。優しい山から、急に険しい山に急変した感じです。ここは要注意です。体力を一気に消耗してしまいます。もうすぐ東峰と西峰の分岐なのですがなかなか着きません。天候も悪くなり風も強くなりました。
10時12分マタエに到着です。登山口から1時間32分かかりました。長く感じましたね。ここで小休止です。風が強かったのでソフトシェルを着て西峰に向けて出発です。
ソフトシェル
私が使用しているソフトシェルは、ファイントラックの「フロウラップフーディー」です。ストレッチ性があり着心地がいいです。防風性と透湿性があり風が強い時に着用していると安心感があります。冬の久住山でもアウターとして使用しています。ハードシェルもザックに入れているのですが、今年の冬は使用する機会がありませんでした。このソフトシェルは一年中使えるので、私のお気に入りです。
マタエを出発してすぐにクサリが登場しますが、左側を登ればクサリをつかむこともありませんでした。
二か所目のクサリです。慎重に登れば問題なしですね。
最後のクサリです。ここは少し高度感がありました。三点確保でしっかり登ります。クサリの終点から左方向に進みます。頂上はもうすぐです。
マタエから18分で西峰到着ですが、ガスで何も見えません。
頂上に少しだけ咲いていました。
標識に従い、お鉢廻りに出発です。
お鉢廻りでは高度感のあるところもあるようですが、ガスで何も感じませんでした。ひたすら歩いたという感じですね。写真がありません(^^;
西峰から50分(休憩込み)で東峰到着です。一瞬青空が見えましたが、展望は開けませんした。
10分ほどいて11時44分下山です。10分でマタエに戻ってきました。展望はよくないので、さっさっさと下ります。最初は岩ゴロゴロで急坂なのでゆっくりです。
視界が開けて、湯布院の街がようやく見ました。
手前は飯盛ケ城。天気はすっきりしませんね。
下山後半は、気持ちのいい森の中を歩いて(小走りかな)いきます。
13時ちょうどに登山口に到着しました。トータル4時間20分でした。
登山口ではスーパーボランティアの尾畑さんが若者と話をされていました。テレビでみるのと同じ格好でしたよ。
下山後の温泉
時間に余裕ができたので、別府で温泉に入ることにしました。県道11号線(別府一の宮線)で別府に向かいます。途中、城島高原パークや鶴見岳ロープウエイ乗り場がありました。別府市街に入りローソンで下山後のコーラ(最近クセになってます)を購入し、ナビで入浴できる温泉を検索しました。「田の湯温泉」名前がいいですね。グーグルで検索すると、100円だったので決定です。温泉はできるだけ300円以内がいいなと思っています。ちなみに毎週登っている八方ヶ岳の下山後の温泉は菊鹿温泉「延命館」で10枚つづりの回数券を買うと1回あたり200円です。
ナビに案内され無事到着したのですが、想定どおり駐車場がありません。運よく近くにコインパーキングあったのでそこに車を止めていざ温泉へ。
広い浴槽がありました、地元の方が4名ほど入浴中でした。石鹸やシャンプーはもちろんありません。いつも持参するようにしています。地元の方は浴槽の周りに座り、体を洗ったら直接浴槽のお湯で流していました。私もそれにならいました。気持ちのいい温泉で疲れが取れました。コインパーキング100円だったので200円で入ることができました。
温泉の紹介( 別府市のホームページ)
夜は大分市内で学生時代の山仲間3人で楽しい飲み会でした。
GPSトラック
コースタイム
正面登山口~マタエ 1時間32分
マタエ~西峰 18分
西峰~東峰(お鉢廻り) 45分
東峰~マエタ 10分
マエタ~正面登山口 1時間7分
今回の感想
熊本から登山口まで3時間かかりました、日帰できることは分かりましたが、車の運転で疲れそうです。九重山に登り、「道の駅ゆふいん」で車中泊して由布岳というのが効率よさそうです。
残念ながら天候が悪く、由布岳からの景色を堪能することができませんでした。近いうちにリベンジですね。西峰の登りはクサリが3か所ありましたが、3点確保で慎重に登れば問題なしでした。お鉢廻りのだいご味はガスによりまったく分かりませんでした(^^;
別府温泉よかったです。100円で入れるのが最高です。別府駅周辺にはこのような温泉がいくつかあります。「ゆめタウン別府」の駐車場に車を停めて歩いていくのがよさそうです。
大分市内での飲み会は楽しかったです、3人とも還暦過ぎの「じじい」ですが、学生の時のように、気兼ねなく大いに飲みました。これからも健康で山に登ったり酒を飲んだりしたいものです。
八方ヶ岳 カニのハサミ岩 2019.4.22(月)
今月7回目の八方ヶ岳です。いつもは沢コースの往復なのですが、今日はカニのハサミ岩経由で下山しました。
いきなり頂上。10時12分に到着して、5分後に下山開始です。
通常は直進しますが、今日は左折します。
以前はなかったのですが、標識があります。常連さんが整備したものです。
振り返って八方ヶ岳
しばらくはこんな雰囲気の緩いアップダウンです。いい感じですね。
谷筋を下っていきます。道は少し荒れています。ここから谷に下ります。
谷が終わると急斜面をジグザグに下って行きます。
標識が現れます。正式なルートは左に折れます。カニのハサミ岩は直進です。
常連さんから聞いたのですが、カニのハサミ岩から林道への下りでけがをされた方がいたので、下りキケンと書いてあります。ロープがあるのも、安易に行かないようにという意味です。
荒れた感じの道を進みます。ルートを失うことはないと思います。
蟹足岳の分岐です。蟹足岳からカニのハサミ岩へ行けますが、道はとても分かりにくいです。展望もよくないので、左のカニのハサミ岩へ直接向かうことにします。
カニのハサミ岩の直下につきました。最近ハシゴがつきました。これも常連さんが担ぎ上げて設置されたそうです。大変だったとおっしゃってました。
ハシゴを登ったところ。
次はロープです。傾斜が急なので慎重に登ります。
八方ヶ岳から1時間で到着です。展望がいいですよ。ちょっと緊張するけど!
下を覗いてみます。
蟹足岳
10分ほど休憩して下山開始。林道までトラロープを頼りに下っていきます。
常連さんの「くれぐれも怪我無いように」という思いが表れています。
トラロープを目印に下っていきます。写真ではわかりにくいのですが、急傾斜です。トラロープをつかんでないとうまく下りれません。
カニのハサミ岩から20分で林道に合流しました。登山口までは林道歩きとなります。
緑を楽しみました。
GPSトラック
コースタイム
登山口から八方ヶ岳 1時間13分
八方ヶ岳からカニのハサミ岩 1時間
カニのハサミ岩から林道 21分
林道から登山口 20分
久しぶりのカニのハサミ岩でした。誰にでもお勧めできるコースではありませんが、少し緊張感があって面白かったです。
前回はこんな感じで登ったので、ハシゴのおかげで安全に登ることができるようになりました。登山道整備をしてくれている常連さんに感謝です。
祖母山 尾平コース(黒金山尾根から宮原)2019.4.18(木)
今日は祖母山の尾平コースを歩いてきました。
九州屈指のハードコースと呼ばれているそうですが(ガイドブックに書いてあった)、黒金山尾根から登り、宮原コースを下山する周回ルートとしました。
このコースはきつそうなので、1泊2日でのんびり行く予定(2週間前にテン場は確認済)でしたが、先週の「アワセ谷経由の祖母山」で体力に自信が持てたので、日帰りとしました。
黒金山尾根の上り
今日も行程が長いでの、自宅を4時に出発しました。登山口の尾平には6時45分到着。駐車場の料金500円をポストに入れ、入山届を提出し、7時ちょうど出発です。
まっすぐ進みます。
しばらく進むと左手に休憩舎があり、トイレや手洗い場があります。そして正面には障子岳から祖母山の稜線が現れました。先週歩いたところです。この景色に圧倒されましたね。九州にもこんなところがあるのだと。九重もいいけど祖母山もいいです。さすが百名山。駐車場に止めてある車も、九州外のナンバーばかりでした。
標高の表示です。100m毎に設置されています。祖母山の標高が1756mなので、今日は1000m以上登らなくてはいけないのです。先は長いです。
黒金山尾根と宮原の分岐です。もちろんまっすぐ進みます。
つり橋を二つ渡ります。
渡渉もあります。テープを確認しながら進みます。
尾根に取り付いたら急登が始まります。登りはじめは、ストックはザックに入れた方がいいですね。よじ登って進みます。
最初の急登が終わるとこんな尾根道となります。いい雰囲気ですね。
景色が開けたところもあります。
2時間ひたすらに登ってきたので小休憩です。疲れた体にあんドーナツは最高です。
スズタケの中の登りです。
小休憩したところから10分で水場につきました。ここで休めばよかった。写真だけとって進みます。
水場から縦走路との合流点(「天狗のわかれ」というみたいです)まではすぐなのですが、ずっと急登できつかったですね。
水場から20分で天狗のわかれ到着です。登山口から2時間38分でした。
参考までに赤川温泉から久住山までが2時間、鳴子山南東尾根取り付きから鳴子山が1時間50分です(もちろんコースタイムは個人で違うので相対的にみてくださいね)。
祖母山へ縦走
だいぶへばってきたので、水分、エネルギー及びアミノ酸補給です。疲れた時の「ガッツギア」です。なお出発前にはバナナを食べてカリウムを摂取。足がつらないためのおまじないです。効果があるかどうかはわかりませんが(^^;
ここから祖母山までは先週も歩いているので、気持ち的に余裕です。
祖母山が見えてきました。青空に生えますね。
振り返って天狗岩です。
祖母山が近づいてきました。
ハシゴやロープを使って慎重に、最後の登りです。
10時42分、登山口から3時間42分で祖母山到着です。3週連続の祖母山。割と早く着いたので、下山に余裕ができました。
右から黒岳、親父山、障子岳
左から古祖母山、障子岳、天狗岩と縦走路。古祖母山も登ってみたいですね。
ミツバツツジに会えた下山
頂上でおにぎりを食べて11時に下山開始です。
途中振り返って祖母山
古祖母山、天狗岩が見えますね。
細い尾根になりました(馬の背)集中して進みます。
馬の背から振り返って祖母山
何気なく右下を見ると咲いていました。ミツバツツジです。
祖母山から56分で分岐につきました。ここは広場になっています。標高は1400m。
さあ下ります。標高をどんどん下げていきます。
水の流れる音が聞こえてきました。
ここは渡渉します。小休止して顔を洗いました。冷たくて気持ちよかったです。
つり橋に戻ってきました。
13時49分駐車場到着です。今日の行動時間は6時間50分でした。
GPSトラック
コースタイム
尾平から天狗のわかれ 2時間38分
天狗のわかれから祖母山 1時間4分
祖母山から宮原分岐 56分
宮原分岐から尾平 1時間53分
今日の感想
黒金山尾根の登りは良かったですね。最初は渓谷沿いの道を進み、尾根に取り付くと急登が待っています。高度が高くなるとスズタケの中の登りとなります。変化があるので、きついけど楽しい登りでした。水場では休憩すべきでしたね。
体力的に問題はなかったのですが、睡眠不足のため体調が今一つでした。日帰りなので4時出発は仕方ないのですが、車で前泊するという選択肢もありますね。
次は傾山に登りたいと思います。そして祖母山から傾山までの縦走をしたいですね。5月中にできたらと思っています。暑くなると大変です。
八方ヶ岳(沢コース) 2019.4.17(水)
今日は、天気がいいので八方ヶ岳に登ってきました。昨年8月から通算76回目となります。今月は5回目、山行全体では10回目となります。天気がいいのでいいペースで登ってますね。
なぜ昨年8月からカウントしているかというと、仕事を退職し専業主夫となり、第二の人生をスタートしたのが、平成30年8月1日だからです。
どんなに頑張っても今の体力を維持できるのは後10年でしょうか、5年かもしれませんね。
20年後は82になるので、生きているかどうかも怪しいものです。第二の人生というより、人生のラストスパートが適切かもしれません。
とにかく、今を楽しみましょう、今年の夏は北アルプステント泊縦走です。
八方ヶ岳も暖かくなって活気づいてきました。緑が目立ってきましたね。常連さんは「今の時期が一番好きだ」とおっしゃってました。
76回目の頂上です。九重山がうっすら見えます。
頂上もにぎやかですね。
展望は今一つですが、熊本市内方面です。一ノ岳(金峰山)、二ノ岳がうっすら見えますね。この方角だと三ノ岳は見えません。
金峰山(きんぽうさん)は、熊本市民にとってはふるさとの山です。私も小さいころ山といったら、金峰山、次に阿蘇山でした。
金峰山は「さるすべり」とよばれている直登ルートが有名です。子供のころ苦労して登った記憶があります。もちろん私の子供もつれていきました。泣きそうな顔して登ってました。登山者に「こんにちは」とあいさつするのが新鮮だったようです。なつかしい思い出です。
明日も天気がよさそうなので、どこの山に行きましょうか!!